入院について
「キムラペットケアグループ」は、埼玉県越谷市を中心に各種診療を行っている動物病院です。がん・腫瘍治療などの幅広い診療をご提供し、みなさまの大切なペットの健康をサポートしています。こちらでは、当院への入院についてご案内いたします。
入院となる症状
日々来院される動物たちのなかには、重篤な症状を持っているケースもあります。人間に育てられた動物は野生の動物に比べてストレスに弱く、環境の変化によってさらに症状を悪化させることもあるため、基本的には通院での治療をおすすめしていますが、以下のような場合は入院しての治療となるケースが多くなります。
- 循環器・呼吸器の疾患がみられる場合
- 骨や関節などの病気の場合
- 伝染病、またはその疑いがある場合
- 著しく体力が低下している場合
※伝染病の場合は入院をお断りすることがあります。その場合は他の患者さんがいない時間帯に診察いたします。
入院の判断や、入院時の治療方針などは診察時にご説明させていただきます。不明点などがあれば、遠慮なく担当医におたずねください。
入院の手続き
担当医からのご説明にご納得いただけましたら、入院および治療・手術に関する同意書にご記入いただきます。
手続きに必要なもの
- 診察券
- 入院同意書(入院が必要な場合にお渡ししています)
- 内金(場合によります。以下に記載)
※所定の事項を記入のうえ、飼い主さんが署名捺印してお手続きをお願いします。
※ペット保険などの適用をご希望の方は、受付にお申し出ください。
※完全看護につき、食器、フード、タオル、ケージなどは原則として必要ありません。
※動物のために大切と思われるものはお預かりしますので、遠慮なくお申し付けください。
入院時の内金について
新規のご来院で入院されるケースの場合など、入院時に内金をお預かりすることがあります。あらかじめご了承ください。退院時には、この内金の分を差し引いた額を請求させていただきます。おおよその合計費用は退院の前日にお知らせいたします。
手術について
当院では、動物の安全を十分に考慮し、身体への負担を最小限に抑えた手術を心がけています。
手術の手続き
- 診察券
- 手術同意書
- 内金(場合によります)
※所定の事項を記入のうえ、飼い主さんが署名捺印してお手続きをお願いします。
※ペット保険などの適用をご希望の方は、受付にお申し出ください。
手術に際しての注意事項
麻酔下で手術・検査を実施する場合は、予約日の前日22時以降は絶食・絶水させて何も与えないでください。
手術・入院の際は、同意書に記入していただきます。内容をご確認のうえ、サイン・捺印をお願いします。
手術当日は、朝10時までにご来院ください。
入院中の面会は診療時間内であれば可能です。担当医にご相談ください。診療時間外の面会につきましては、他のペットを興奮させてしまうことがありますので、ご遠慮いただいております。
入院中にお預かりしたタオルなどは、紛失のおそれがあります。あらかじめご了承ください。
※紛失の賠償請求はお受けできません。
手術・入院費は原則的(※)に退院時にお支払いいただきます。なお、入院が1週間を超える場合、1週間ごとにお支払いいただきます。
※新規のご来院で入院されるケースの場合など、入院時に内金をお預かりすることがあります。
※事前に内金をいただいている場合は、請求額から差し引かせていただきます。
常時、担当獣医師およびほかの獣医師で連携して治療にあたります。治療に際しての不安やご希望などがあれば、お気軽に獣医師までご相談ください。
各種予防接種(ワクチン投与)を1年以内に行っていない場合や、ノミやダニの予防をしていない場合は、先に予防処置をさせていただく場合があります。
入院中にほかの病気が発見された場合、あるいは処置が必要であると判断した場合には、あわせて治療いたします。その際には、飼い主様に相談・承諾していただき、治療費を別途請求させていただきます。
特異体質による不慮の事故、死亡、および天災などのやむを得ない失踪、死亡、損傷の場合、損害賠償などの請求はお受けできません。
あまりにも興奮したり吠えたりするペットや神経質な気性を持つペットなど、入院管理が困難な場合には、引き取っていただくことがあります。
その他の処置(マイクロチップ)について
当院では、ペットの個体識別のためのマイクロチップ装着処置も行っています。マイクロチップとは皮下に直接埋め込むことができる、直径2mm・長さ13mm程度の小さなカプセルのこと。内蔵しているICチップに15桁の個体識別番号を記録しており、専用リーダーで番号を読み取ることで、そのペットの個体識別が可能になります。
ペットの身分証明について
個体識別のためのデータ管理は、公益社団法人「日本獣医師会」が主催するAIPO(Animal ID Promotion Organization)の「動物ID普及推進会議」が行っています。マイクロチップに記録された個体識別番号をAIPOのデータベースと照合することで、ペットの飼い主名や住所、電話番号などがすぐに分かります。
マイクロチップはこんなときに役立ちます
- ペットが迷子になったり、逃げ出してしまったりして、保健所などで保護されたとき
- 行方不明中に事故に会い、動物病院に運び込まれたとき
- 盗難にあってしまい、見つかったものの自分のペットだと証明できないとき
- 飼育している特定外来生物(※)を連れて海外旅行、海外赴任などをしたいとき
もし、何かのきっかけでペットがどこかに行ってしまっても、マイクロチップを装着していれば見つかった先で飼い主のところまで連絡が行くので安心です。
※環境省・自然環境局が指定する外来生物。特定外来生物を飼育するうえでは、個体標識が義務付けられています。
装着可能時期
犬は生後2週間、猫は生後4週間から、マイクロチップを装着することができます。